Ozakism

嘘も方便？

最近どうやら急激にお酒に弱くなってきており、酔っ払うと「俺は絶対に嘘はつかない」
などといった明らかな嘘を連呼しているらしいのです。

しかも、そのような事を言った記憶が全く無いという酷い有様なので、いい加減お酒の量も
減らそうか？と今晩も酔っ払った勢いでふと考えてみたりしています。

　
それはそうと、今日ランチ時に代官山をフラフラしてたら素敵なマンションを見つけました。
弊社の若い衆と一緒に歩きながら「いつかはこんなとこ住みたいね～」と私が言うと、
彼は「この辺の家賃は無茶苦茶高いっすよ！」と真っ当な意見を発してました。

ま、確かに仰ると通りで、余程のことが無い限り高価なマンションに住む事など出来ないのです。
ただし、私は最後に一つだけ質問を投げ掛けました。
「いままでに富士山登ったことある？」、と。

実は私、こう見えて山登りが大好きなのです。
もちろん随分昔に富士山にも登りました。
日本100名山もすでに結構行ってたりします。
（ちなみに、昨年はBLOGには書きませんでしたが鳳凰三山に行きました：写真）

で、アルピニストに「なぜアナタは山に登るのですか？」と問いかけると、大方は
「なぜならそこに山があるから」というキザなセリフを吐くわけですが、実はこのことが
とても重要なのではないか？と本日改めて思った次第です。

つまり、「富士山に登りたい」と思わない人間は一生その頂に達する事がない。
代官山に住んでみたい！と思わない人間が代官山に住むことなどマズあり得ない。

有言実行というコトバがありますが、口に出す（他人と共有する）事は何かを成し遂げる
ためのキーファクターのように思います。
そう考えると、嘘だとしても何かを口にするということはとても意義深いと思いませんか？

「俺は絶対に嘘はつかない」は明らかな嘘であり、周りにいる方々からすると
これほどまで信用のできない話はないのですが、一方、個人的な視点に立ってみると、
何か話した後に必ず「俺は絶対に嘘はつかない」と言っておくことが、実は結果として
成功の近道になっている、なんて都合の良いことはないでしょうか？
「嘘も方便」とはホントよく言ったものです。