Ozakism

結婚式@広島-5

6:00起床。
急いで準備、チェックアウトし、平和記念公園へ。

朝は人が少なくて本当に気分がいい。
特に、平和記念公園のような意味深い場所は、周りに人がいない方が雑念を無視して
モノゴトを深く考えることが出来るので都合がよい。

まずは、丹下建三の平和記念資料館。
とても50年前にデザインされたものとは思えない。　

慰霊碑から原爆ドームを眺める。

ここに来ると、日頃忘れかけている何かを思い知らされる。
世界情勢はもちろんのこと、今回は何よりも自分自身が「今」を精一杯生き抜いているか？
という問いかけだったように思う。
もっと貪欲に、ガムシャラにならなくては。

原爆ドーム

6年前よりも更に老朽化？が進んでいるように見える。
象徴的とはいえ、そもそも破壊された状態の建物。

今後どうすべきか？
という質問に対する明確な答えを見出せない。

恐らく、壊れいくモノを止めることは出来ないのだろう。
しかし、世界は日に日にバーチャルな存在（スペインでテロ、と言われても真実味を感じない様に）に
なってきており、今後このようなリアルな体験ができる場所が益々重要になっていくはずである。

殺人事件がおきた現場も数日後にはキレイに片付けられ、人々はあたかもそこでは何もなかった
かのように平然と日々の生活を送る現在。
ボタン一つでゲームをリセット出来てしまう現在。
都市化の進行によって近親者の死という現実（あるいは、死体というモノ）さえも目にする機会の
殆どなくなってしまった現在。

あまりにも危険な状況下に置かれている気がしてならない。