Niftyココログ開始 事業スピードの重要性
Niftyが予定通り12/2よりココログを始めました。
このことを既に知っている人は多いでしょうが、その中の「古河建純 インターネットBlog」はもうご覧になったでしょうか。
興味がある方は是非ご覧あれ。
なお、この古河さんとはもちろんNiftyの古河社長である。
個人的に「すばらしい!」と思ったのは、事業開始までのスピード感。
今頃Blog開始なんて・・・という意見も一部ではあるようだけど、それとは別にこの「スピード感」は注目に値します。
上記BlogにPostされてますが、このココログ事業、事業提案が本年6月末、意思決定が7月中旬、事業開始が12月2日ということ。
このスピード感はまさにベンチャー企業そのものと言えるでしょう。
これが巨大企業Niftyで起きたことを思うと、いささか驚きを隠せません。
大森にあるNifty本社には過去仕事で何度も足を踏み入れたことがあるものの、いつも感じることがありました。
「ジメジメ」して、何処か「暗い」雰囲気が漂っている。
知人とは「Niftyは会社、戦略、組織というよりむしろ、風水的に問題がある。」なんてよくバカにしていたものです。
おっ、話が脱線してしまいました。
以前、アジル経営という言葉がもてはやされた時期がありました。
しかし、いつの間にかIT・ネット業界は停滞ムードに包まれてしまい、完全にスピードダウンしてしまいました。
例外的に飛ばしていたのは、三木谷さん、堀江さん、宇野さん、そして孫さんぐらいでは無いでしょうか。
今回のNiftyの動きを見ていると、今時代に必要なことの一つはアジリティー=スピードではないか?と再確認させられます。
少し前のネタに戻ってしまいますが、「イノベーションのジレンマ」の中にもあるように、ニーズが未だ顕在化していない市場への進出において事前の予測、分析に殆ど意味が無い。また、そのような新規市場への進出を見送ることは大きなリスクを生みます。
Blogは一気に広まっているものの、未だこの分野で収益を生み出すモデルを構築した企業は存在していません。
このような未知な市場への進出を考えると、Niftyクラスの規模の企業であればBlogビジネスを始めるのに必要な投資金額(数億円)は痛くも痒くもない金額であり、仮に将来損失を生む可能性があるとしても、本来的に今出せる答えは迷わずGoな分けです。
それが実に上手くいったのが今回のケースなのでしょう。
元気、スピード。
時代の変化のヒントは案外近くにあるのかもしれません。
Posted by Ozaking at
15:54
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